本人たちが認めないまま、再検査の"クロ"の結果を以って、
両力士の解雇が決定しました。
権威ある検査機関の結果を以ってしても、
本人たちがクロの事実を認めないというのは、
スポーツ業界全体から見ても稀な事です。
しかも、「ロシア人」「兄弟」「若ノ鵬の友人」という、
3大キーワードが揃っているにも関わらず・・・です。
灰色はクロではないと、司法の原則がありますが、
今回のケースは、正しい検査方法でクロですからね。
そして、動向が注目されていた北の湖理事長は、
一連の騒動の責任を取って辞任しました。
後任は、武蔵川理事が昇格する格好。
「後任の武蔵川理事側の陰謀だ!汚い!」
これは、解雇を受けた直後の
露鵬の電話インタビューで飛び出した言葉ですが、
露鵬のそれまでの素行が真面目だったら、
もしかしたら、世間に受け入れられていたかもしれません。
しかし、土俵上での横柄な態度や、
新聞記者への暴行の前歴も、彼の発言力を弱めています。
最終的には、相撲という競技団体そのものが、
薬物検査の結果を重んじる格好となってくれましたが、
上記の露鵬の発言などを聞いても、
あらゆるスポーツの常識から
大きく外れた世界だと言う事が分かりました。
陰謀、とまで"口撃"された武蔵川理事が、
今後どのように相撲の名誉を取り戻すのか、
静観していきたいと思います。