長いさん問題

長井健司さんの名前を知ったのは、
NHK教育テレビの中でも異質なドキュメンタリー、
ETV特集でのタイのエイズ孤児を追いかけた作品。

番組内では、長井さん自身が撮影した映像に対して
自ら解説する形式で進行し、淡々とした口調の中にも
熱を帯びた口ぶりが印象的でした。


それが10年くらい前だったと記憶していて、
次に長井さんの名前を聞いたのは、残念ながら
ミャンマーで起きた反政府デモを取材中に、
ミャンマー軍兵士から銃撃され死亡したとの報道。

長井さんのエイズに対する取材が印象的だっただけに、
彼の作品を追いかけなかったことを後悔しました。

命を懸けて撮影を続けるジャーナリストが
永年、映像を提供してくれる保証なんてないのに、
その危機感がなかった事が悔やまれます。


9月27日、「長井健司さんを偲(しの)ぶ会」が、
東京新宿区の真成院で行われたそうです。

ミャンマー政府は、長井さんが射殺される最後の瞬間まで
撮影していたビデオカメラと中身のテープを未だに返却しません。

また、長井さんのメモ帳の一部も破り取られており、
これらの事実から、長井さんがミャンマー側にとって、
著しく不利な情報を得ていたと思われます。


私はどこまでいっても長井さんとは他人ですので、
無情な欲求として言ってしまうと、
彼が最後に残した"作品"をどうしても観たいです。

返せ!


posted by はやり者。 at 22:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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